ラグビーフォーラムNo.3

ラグビーフォーラムNo.3(2010年3月発行)
JAPAN RESEARCH JOURNAL OF RUGBY FORUM No.3 (March 2010)


〔論  題〕

高校ラグビー選手における外傷について

外山 幸正、吉田 亨、新井 達也、中村 夫左央、中山 正一郎、高折 和男、森本 清一、前田 憲昭、松本 学、北田 力

ラグビー選手の比体表面積によるパワーの評価

三野 耕

日本の大学ラグビー選手におけるパワーに関する形態学的検討

三野 耕、河瀬 泰治、石指 宏通

1930年の日本代表カナダ遠征についての一考察

西脇 満

デフラグビーに関する基礎調査研究

寺田 泰人、寺田 恭子、岡本 昌也、高津 浩彰、小中 一輝、金子香織

ニュージーランドにおけるジュニアラグビーについて

(ワイカト地区のケース)

西尾 健

「ラグビーはサッカーから生まれて」のではない

高木 應光、星野 繁一

NEW ZEALAND RUGBY UNION PRINCIPLES OF RUGBY COACHING
-ラグビーコーチングの原則Ⅲ-

翻訳:榎本 孝二
(氏名:敬称略)

日本ラグビー学会誌 「ラグビーフォーラム」No3
平成22年2月28日 印刷発行 非売品
発行者   日本ラグビー学会 会長     溝畑寛治
編 集   第3回大会委員         灘 英世
発行所   〒564-8680
      大阪府吹田市山手町3-3-35
      関西大学 身体運動文化専修 溝畑寛治気付
      日本ラグビー学会第1回大会事務局
      TEL&FAX T,06-6368-1144 F,06-6368-1268
印刷所   〒550-0002
      大阪市西区江戸堀2-1-13
      あさひ高速印刷株式会社
      TEL:06-6448-7521(代) FAX:06-6371-2303

ラグビーフォーラムNo.2

ラグビーフォーラムNo.2(2009年3月発行)
JAPAN RESEARCH JOURNAL OF RUGBY FORUM No.2 (March 2009)


〔論  題〕

「ラグビーの父」クラーク先生 横浜から神戸へ

高木 應光、星野 繁一

パブリックスクールにおけるラグビー定着過程に対するスポーツ哲学的一考察-内在的・外在的価値の観点から-

西脇 満

ラグビーフットボールにおけるルース・プレー時の防御に関する実践的研究

勝谷 実嗣、溝畑 潤、三野 耕

ラグビーフットボールに於ける骨折について

外山 幸正、北田 力、中村 夫左央

「紳士育成」を目指した実践例

早瀬 剛、山崎 秀子

NEW ZEALAND RUGBY UNION PRINCIPLES OF RUGBY COACHING
-ラグビーコーチングの原則Ⅱ-

翻訳:榎本 孝二
(氏名:敬称略)

日本ラグビー学会誌 「ラグビーフォーラム」No2
平成21年2月28日 印刷発行 非売品
発行者   日本ラグビー学会 会長     溝畑寛治
編 集   第2回大会委員         灘 英世
発行所   〒564-8680
      大阪府吹田市山手町3-3-35
      関西大学 身体運動文化専修 溝畑寛治気付
      日本ラグビー学会第1回大会事務局
      TEL&FAX T,06-6368-1144 F,06-6368-1268
印刷所   〒550-0002
      大阪市西区江戸堀2-1-13
      あさひ高速印刷株式会社
      TEL:06-6448-7521(代) FAX:06-6371-2303

日本ラグビー学会第3回大会 開催

日本ラグビー学会第3回大会を下記のとおり開催いたします。
本学会の特徴を生かした、幅広い視野からのアプローチによる有意義な大会にしたいと考えておりますので、多数の方々の発表とご参加をお願い致します。
一般発表(口頭)、特別講演、シンポジウム、総会等を予定しております。

■期日 平成22年3月28日(日) 10:00~16:30

■会場 関西大学 第2学舎 1号館
 〒564-8680
 大阪府吹田市山手町3-3-35
 TEL 06-6368-1121
 阪急千里線「関大前」下車 徒歩5分

■大会概要
 受 付:第2学舎1号館5階 9:30~13:00
 参加費:会員 1,000円  一般・学生 無料

(1)一般演題発表 10:00~11:45(申し込み締め切り12月末日)

(2)特別講演 13:00~14:30
「感動こそが人を育てる 」
  司 会:村上 晃一 氏  (ラグビージャーナリスト)
  講 師:山口 良治 氏 京都市立伏見工業高等学校ラグビー部総監督
                 環太平洋大学 体育学部教授・学監
                 日本ラグビーフットボール協会評議員
                 日本代表選手FW(キャップ13)

(3)シンポジウム  14:40~16:00
「他競技から学ぶ」バスケットボール・ハンドボール・ラグビー
 〈コーディネーター〉
  小田 伸午 氏(京都大学 高等教育研究開発推進センター教授)
 〈シ ン ポ ジ ス ト〉
  中大路 哲 氏(大阪体育大学女子バスケットボール部監督)
  中川 昌幸 氏(関西大学ハンドボール部監督)
  川村 幸治 氏(大阪教育センター所長)

(4)定期総会 11:50~12:20

(5)懇親会:新関西大学会館〈4階〉 16:30~


【お問合せ】
日本ラグビー学会第3回大会事務局

〒564-8680
大阪府吹田市山手町3-3-35
関西大学 文学部 身体運動文化専修 溝畑寛治気付
日本ラグビー学会事務局
TEL 06-6368-1121
FAX 06-6368-1268

日本ラグビー学会Supplement原稿記載要項

提出された原稿をそのまま縮小してA4版1ページにオフセット印刷します。
訂正箇所のないよう下記要領に従って作成してください。

1.原稿用紙
A4の上質紙(各自でご用意ください)1枚をご使用ください。
上部余白2.5cm、左右余白2.2cm、下部余白2.5cmに設定してください。)

2.文 字
(1)ワープロまたはタイプ印字を原則とします。
(2)原稿は邦文に限りません。

3.演題・氏名
(1)演題は最上段の第1行に記入し、1行内に収まる範囲で文字の大きさを調整してください。副題がある場合は、行を改めて記載してください。
(2)演者氏名と共同研究者氏名は、演題のみの場合には2行空け、副題がある場合は1行空けて記入してください。所属機関は(  )に入れ、氏名の後に記入してください。
演者氏名の前には○印をつけてください。

4.キーワード
1行空けて3~5語程度のキーワード(左詰めで)をご記入ください。

5.本 文
(1)本文はできるだけ、(1)目的、(2)方法、(3)結果と考察、(4)まとめに分けて記載し、枠内で自由にレイアウトしてください。
(2)図表や写真を使用する場合も、必ず本文枠内に収まるように原稿用紙に貼り付けてください。

6.送付要領
(1)厚紙を入れてA4原稿用紙に折り目がつかないようにしてください。
(2)原稿締切日を厳守し、簡易書留便にて送付してください。

7.締切期日
平成22年1月16日(土)消印有効

京都府亀岡市における小学生タグラグビーの取り組み

京都府亀岡市における小学生タグラグビーの取り組み
-ラグビー競技人口・サポーターの拡大-

中川 健志(亀岡市立保津小学校)

キーワード:亀岡市、タグラグビー、小学生

【目 的】

  1. タグラグビーを通して、児童の心身の健全な育成を図る。
  2. 児童の運動やスポーツに親しむ姿勢を育てる。
  3. ラグビーの関心を広げ、ラグビー人口やサポーターの拡大を図る。

【方 法】

  1. 教職員及び学校関係者に小学校での体育授業にタグラグビーの導入を促す。
  2. 亀岡市ラグビーフットボール協会から講師を派遣し、出前授業や教職員への研修を行う。
  3. 市協会主催(亀岡ラグビー祭等)の行事に小学生タグラグビー交流試合を取り入れる。
  4. ラグビー日本代表選手やトップリーグの選手、また市内中学校・高校ラグビー部の選手と交流する。
  5. 協会及び各種団体がを得て主催する小学生のタグラグビー大会(府・市教育委員会後援)に積極的に参加する。
  6. 「亀岡市タグラグビー教室」を組織し、亀岡市内小学生のタグラグビー経験者の増加を図る

【結果と考察】

  1. 過去4年間で小学生約600名以上がタグラグビーを経験。
  2. 中学校ラグビー部の入部者の増加
  3. 小学生の時のタグラグビーの経験者が高校ラグビー部へ入部。
  4. ラグビーへの関心の高まり(府内・近畿圏内有力チームの出現・保護者のラグビーに対する意識の変化)
  5. メディアの関心の高まり(小学生のタグラグビー大会及び交流会への新聞、テレビ取材)
  6. 小学校教職員のタグラグビーに対する意識の変化(小学校教職員が中心の大会運営)

【まとめ】
ラグビーとタグラグビーは、試合形式やプレーの特徴、練習内容などを考えると、まったく別のスポーツととらえることが一般的である。
その理由の一つに、ラグビーではタックルやあたりなどの”コンタクト”がゲームの勝敗を大きく左右し、逆にタグラグビーはコンタクトを禁止しているスポーツであることがあげられる。もちろん、その他にもたくさんの相違点がある。しかし、タグラグビーとラグビーは全く別とは、必ずしも言えない側面もある。それは、小学生の時にタグラグビーを経験した子どもが、ラグビーに関心を持ち、実際に中学校や高校のラグビー部に入部する児童が増えつつあるからである。また、タグラグビーを経験した女子が、テレビで高校や大学ラグビーの試合を熱心に観戦したり、自分の子どもがタグラグビーを始めたきっかけに、その保護者が子どもを連れて、花園ラグビー場に足を運び、トップリーグの試合を観戦したりするなど、タグラグビーからラグビーへの動きが少なからずある。ここで、確認していきたいことは、亀岡市のタグラグビーの取り組みは将来ラガーマンを育てることが最大の目的ではない。そうなることはラグビー関係者として、もちろんうれしいことではある。しかし、亀岡市協会のタグラグビーの取り組みは「タグラグビーを通して運動やスポーツが好きになり、友だちや仲間を大切にする姿勢を育てる子どもを育成する」ことを大きな目的としている。その結果、たくさんの児童が、自然にラグビーというスポーツの楽しさ、競技性、精神などに魅力を感じ、ラグビーの競技人口やサポーターの拡大につながることが望ましいと考える。

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